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「じゃあ、一緒に種を植えて、草を刈って、収穫を手伝ってくれる?」
「それも楽しそうだ」
「鶏を沢山飼って待ってるね」
 すると、アマテルは真顔で言った。
「両手いっぱいの花束を抱えて会いに行くよ」

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それぞれもう一度箸をとって食事を再開する。道中でも彼はほとんど食べ物を口にしなかった。飲み物は絶えず飲んでいたが、明らかに手作りと思われる産直のおにぎりや焼き芋などを口にするだけで、和多志としずかちゃんが食べるのをただ見ていることが多かった

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それは突然始まった。
 きーんという耳障りな耳鳴り。耳が塞がれたような不快感。しずかちゃんがびくりと怯えた気配がつたわってくる。
 頭痛がして歩き続けられなくなって、和多志は思わずその場に屈みこんでしまった。

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すげ~久々に描いてみたら、
sceneごとに描き続けなくてはならない
使命感(?)で、エンドレス…
今、次を描いてます(。-_-。)

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 驚いた声が飛びのき、耳鳴りは止んだ。気配の方向を探してきょろきょろすると、背後から肩を叩かれる。
「ひゃっ」と思わず声が漏れて振り向くと、そこには見たことのない男女が立っていた。
「誰?」
 と、その女と和多志の声が重なった。

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そこにいたのは、10歳くらいの女の子だった。夜はまだ気温が下がる春先のことだったが、薄着でしかも素足にサンダル姿だった。白い長そでシャツに赤いスカートを穿いている。

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女神に花束を 旅立ち

お前が比売(ひめ)か? と男―とはいっても、少年に近い、いや、和多志とあまり変わらない年の男の声が頭の上から降って来た。

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