「ポポポ♪ポポポ♪ポポポポポポポ♪」
教会に響くゴスペル。子供達と歌うポルカさんは天使のようだ。
訪れた人達は美しい歌声に聞き入っている。
「ポポポ♪ポポポ♪ポポポポポ♪」
歌い終えると感動が教会を包んだ。そして人々は彼女をこう呼んだ。
ポ跡の歌姫―と

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「トリックオアトリート!」
元気にお菓子をせがむ尾丸。
2Pカラーみたいな服装を見て何の仮装か尋ねる。
「これはね!サーカスの悪魔!」

2022年10月31日
午後3時18分21秒

心の中
大好きの領域より永遠秒間
サーカスの悪魔出現

以下
サーカスの悪魔
挙動記録

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尾丸と談笑する放課後。つい内腿に目が行く。
「ポルカのこと、そういう目で見てるんだ?」
「こ…これは…。」
「って誤解されるよ?ここまでがワンセンテンスだ。宜しいか?」
彼女は悪戯っぽく笑う。
外で井筒さんが火を吹いている。今年の夏は暑くなりそうだ。

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「おあおる(OHAPOL)~!」
背中を叩かれ振り向くと、はんぺんを咥えた尾丸がいた。
挨拶を返し何はんぺんなのか問う。
尾丸は必死に咀嚼し飲み込んだ後、
「わかんない!多分普通の!」
と破顔した。
その眩しさに心のはんぺんがぷるりと揺れた気がした。

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学校帰り。尾丸と一緒に入ったラーメン屋。
彼女は髪をかきあげながら麺を鷲掴んだ。
「いただきます。」
その仕草はまるで、人口知能が描いた絵みたいで…。
(そっか…オレ…尾丸のこと…、)
胸が高鳴った。
セミの声が聞こえる。夏はまだ始まったばかりだ。

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