描きかけのものを見付けて手を加えました。

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沙喜という神の所在は宇宙そのものだが、象徴は月である。月とは広義に、惑星の周りを公転する衛星全般を指す。星に寄り添い、その星に生きる命にとって一番身近な宇宙の肖像が月なら。宇宙でありながら命の傍に寄り見守る沙喜の在り様は月と重なる。
──さながら、彼女は“宇宙(そら)の月”のように。

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