大切なものはオリジナリティである|山本悍右 日記 
Photo : Kansuke Yamamoto

15 152

“Curtain Box” 1956 Kansuke Yamamoto
山本悍右の前衛写真家としての歴史は1935年ごろまで遡ることができる 
この長いアヴァンギャルストとしての歴史は
彼の磨き上げられたフォト作品に見ることができる..
「カアテンの箱」においても彼のユニイクな
エスプリのキラメキが認められる…(北園克衛)

18 152

Still Life
Photo : Kansuke Yamamoto
山本悍右 
砲口を飛び出た砲弾のように いまは誰も自分の落ちる箇所を考えられない

28 198

無政府主義者 二見が捕まる。
彼ほどアナーキズムに徹底していた男はないが僕は彼を憎む。
彼の行為はアナーキズムを民衆から離れさせるものだ。|1935年 日記 
 写真:山本悍右 Kansuke Yamamoto

12 100

Virgin of Nuremberg.
Photo : Kansuke Yamamoto 山本悍右 
国家犯罪こそもっとも憎むべきである。
国家はつねに犯罪を犯す。
身をまもるために次から次へと罪を犯していく。
それを黙って見ていなければならないくらい国家は大切にされるべきなのか。|日記

18 151

これでオレはオシマイになってしまうのかしら 
この人生というものと 
この程度のことだったならもうあと何年生きていてもちっとも変わらないし
人生の価値にも影響しない もっと新しい世界が欲しい|日記 
Photo : Kansuke Yamamoto 山本悍右

3 31

“それもう 絶対売れないよ” 
ボクの詩画集の計画を話したら
東松照明はそう言って太鼓判を押す|日記 
詩と画:山本悍右 Kansuke Yamamoto

8 55

「テレビを見なさい 子供は常識家に育てなさい」 
オレはとても非常識で全く異常な人間なのか|日記 
詩と画:山本悍右 Kansuke Yamamoto

3 32

人間を飾っているものはおそらく彼の着ている着物による もしみなが裸であったならボクたちの社会はもっと美しくなるに違いない / 日記 
写真:山本悍右 / Estate of Kansuke Yamamoto

18 82

待望のモロッコは入国できませんでした…山の上からジブラルタル海峡をながめ貨物船の往き交うのを見ていました この峠にホテルがあってそこでよほど泊まろうかと思ったのですが暑熱肌を焼く太陽にちょっと参って帰ってきました 1971年8月2日 山本悍右 スペインから妻あて手紙

0 8

写真の本というのはどれもこれもどうしてこんなにつまらないのか。もしオレが書いたら、やはりつまらぬ本より書かぬかも知れぬ。山本悍右日記 1965年11月16日 写真:後藤敬一郎写真集 装幀 山本悍右 https://t.co/SYeJM1fK9b

2 6

表現の形態としてオブジェ、モビルがぼくにもっともピッタリしているような気がする だが星座のように悠久的である 何万年かの間に起こる自然変異 何秒間かに起こるショッキングな変異を作りだすこと 山本悍右日記1956年 2月10日 photo:Kansuke Yamamoto ©Toshio Yamamoto

4 12