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1937年の山本薩夫監督映画『母の曲』。元女工の母(英百合子さん)は上級社会に馴染めず、娘(原節子さん)の将来を案じ、夫(岡譲二さん)の元恋人(入江たか子さん)に託し去り、娘の幸福を。情緒さを抑えた英百合子さんと母を慕う健気な原節子さんが印象的。山中湖や最後の結婚式が東京会館でロケ。
1939年の山本薩夫監督映画『街』のロケ地探訪。目白駅と高田馬場駅間の山手線沿いの椿坂と学習院。大日方傳さんが自転車でを走る場面は小島善太郎画伯「目白駅より高田馬場望む」(1913年)と26年の歳月の差で構図はほぼ同じ。北沢彪さんと原節子さんが大日方傳さんに声を掛けるの場面は学習院敷地。
1939年の山本薩夫監督映画『街』。木原邸宅から木原苑生(原節子さん)と荻野鞍馬(北沢彪さん)が散歩に出掛けた道は、旧近衛低跡地ではないかと推測。道の真ん中に二本のけやき(昭和末に喪失し現在は一本)は「近衛のけやき」。大正11年頃に売却されて再開発、高級住宅街「目白近衛町」として発展。
1940年の山本薩夫監督映画『姉妹の約束』。医者の父が応招された岡村家が母親里子(英百合子さん)と三人姉妹(花井蘭子さん、原節子さん、若原春江さん)が協力して家を守る姿を明るく描く。次女役の原節子さん、珍しく勝気で男勝りの女性を好演、田園調布の坂道でボール投げ返す姿に新しい魅力発見。
#そよ風父と共に
1940年の山本薩夫監督映画。舞台は帝都電鉄(現:京王電鉄井の頭線)の下北沢駅付近。高峰秀子さんが実父の丸山定夫さんと再会する坂道は一高前駅~神泉(現:駒場東大前~神泉)間、左の架道橋は現存、右奥「一高前駅(現在駒場東大前に統合)」、”帝都電鉄モハ100形電車”の勇士も。