「暴走してこの機械仕掛けの体を壊しても、この廃棄工場から出て大切な人のところへ行きたいので…

もう一度会って、自分の思いを告げてその側で最期を迎えたいので…」



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昔はアイドルロボとして
夢を贈る側に立っていた

今は処分待ちの廃棄物とし
夢を奪う側に立っている

かつての仲間達から回路を毟り取り
その大切な想いを奪えば奪う程
自分も空っぽになってく

願わくば 早く自分の番になり
屑鉄としてもいいから
この廃棄工場から出して欲しい

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「家に火事があって妹はここに搬送されたと聞いたからすぐ来たんだが、あんた誰?」

「お兄ちゃんゴメンね…実は私最初から機械なの。皮は燃やされたけど中身はこんな感じ。命も魂もない偽りの妹、嫌い?こんな私が要らないなら、迷惑をかけずに自分で廃棄工場に行くから…」

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本人が後期を担当し、モデルはネットユーザーが提供します。廃棄工場の写真を背景に合成し、作戦行動をシミュレーションしました。

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