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大佛次郎『終戦日記』 永井荷風『断腸亭日乗』(『罹災日録』)
また同じ山田風太郎のエッセイ集『風眼抄』に収録された「戦中の『断腸亭日乗』」でも次のような一文があります。 「戦後になって猫も杓子も何くわぬ顔をして、いや戦争に負けるのはわかっていた、自分は戦争に反対であったと言い出し、
「九月廿五日。雨ふる。蟋蟀昼夜屋内に啼く。」 大黒家の常連 #永井荷風 先生執筆 #断腸亭日乗 大正十年の日記 蟋蟀<コオロギ>は現代俳句でも 初秋・仲秋・晩秋を通した 秋の季語とされる私達に身近な虫 雨を凌ぎ屋内で鳴く蟋蟀の声に 耳を傾ける荷風先生 静かな秋の風景が目に浮かびます…
作家シリーズです。永井荷風(1879-1959)。いわゆる「耽美派」作家の代表的存在。代表作は『濹東綺譚』『あめりか物語』など。日記『断腸亭日乗』は貴重な時代資料です。晩年は踊り子を愛し踊り子からも愛されました。また洋食好きで、毎日のようにレストランで洋食を食べていたそうです。