【月夜の森の梟/小池真理子】
かたわれを失くして日々を生きる。主のいない書棚の前で佇み、重ねた歳月のなかにじっと潜み、そして喪失という名の皮膜もいつかきっと薄く剥がれ落ちていくのだろうと綴る。どの心の風景からも、“ただ、ただ、さびしい”という言葉が悲しみを連れてこだまし、消えない。

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『月夜の森の梟』35回挿絵。メジロです。メジロは番いで子育てをし、生涯同じパートナーと添い遂げます。可愛くて、鳴き声も綺麗。見つけると幸せな気持ちになります。#art

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