「百万/百萬(ひゃくまん)」
生き別れとなった子供を探しさ迷う百万(←女性の名前)。
彼女は狂女となり京都・嵯峨野の寺の大念仏の場に現れ、どうか我が子に逢わせて欲しいと仏に祈る。
その姿を奈良の西大寺周辺で子供を拾ったという男が、その子を連れて見物していたのだが(フラグ

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「海士/海人(あま)」
淡海公(公卿・藤原不比等)との間に身分違にも子を成した貧しい海士。我が子を跡取りとしてもらう条件として「海底の龍宮に奪われた”面向不背の珠”を取り戻す」ことを提示される。
海士は命を懸けて龍宮へ向かうが、珠を取り返し海上へと戻ってきた彼女の姿は…。

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「隅田川」
我が子が人買いにさらわれ、狂乱となり探し求める母。
母は隅田川の渡し船に乗るのだが、船頭が他の乗客との会話の流れで、一年前に人買いに連れられたとある少年が亡くなったのだという話をする。
これは壮大なフラグで、その少年というのが(以下略

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