# 氷菓

21-22話

里志の橋と奉太郎の道。

里志は橋という横に逸れることができない場所に立たされていること、橋の線が彼の顔に集中していることで彼自身の問題であることを示唆する。

一方奉太郎の道にはまだ選択の余地があり視点も高く本編のえるの告白に反して可能性を感じさせる(1/3)

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18話で小木に対する奉太郎の気遣いに感嘆するえる。
だがこの思いは1話の"女郎蜘蛛の会"でえるを騙した事による後悔の念から出ているのではないか。

アニメではあまり触れられないが原作の「正体見たり」や「手作りチョコレート事件」においてもこの事を後悔する描写がある。

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7話 えるの兄弟観↔
18話 奉太郎の他者観
「それって、とっても…」
お互いの内面を垣間見て関係が深まる過程が描かれている。

11.5話 プールの解放感↔
20話 蔵の中の閉塞感
二人の物理的距離の変化。

二十四節気と合わせて作品の完成度を結晶のように高めていると思える。

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