明末清初(17c)の南京で活躍した文人画家・龔賢(きょうけん)の「#山水長巻」(#泉屋博古館蔵)。墨一色で、濃厚なグラデーションの施された山水景がえんえんと続く様は、まさに圧巻。その陰鬱で神秘的な風景は、亡国・明を想う作者の悲哀が表象されているともいいます【続く】。#大和文華館

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江戸後期(18c)の画家・浦上春琴の「蔬果蟲魚帖」(泉屋博古館蔵)。春琴が備後尾道(今の広島県尾道市)の友人のために制作したものです。画面にはガラエビ、メバル、サワラなどの春魚が描かれています。海産の街・尾道の豊かな水の恵みが、夢のように美しい色彩で再現されています。#臨時休館中

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