今朝は憑き物が落ちたように
心身共に爽快であった。
女子も背景も描けぬまま
八月が終るというのに。

今夜も画面へと向う。
磨り減ったペンを手に取り
夏が残した一つの真実を見つめる。

今は笑っていよう。

次の季節に向け
今日こそ新たな絵を描ける気がするから。

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