東京オリンピックが開催された1964年、
旺文社のティーンズ向け雑誌でエーヴェルスの『プラーグの大学生』が『プラーグの学生剣士』というタイトルで別冊付録になりました。

序文で「勉強の疲れをとるための楽しい読物」と紹介されています。


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「かつて高潔な幽霊に呪われた場所とか、月光のなかをたびたび訪れる美しく愛らしい幽霊などという話を聞いたこともありますまい?しごく残念なことですがね。だが、人の心の邪な情熱だけが、永く残る印象をきざむことができるのです」

A.ブラックウッド『妖怪博士ジョン・サイレンス』

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ミイラ学プロジェクト『教養としてのミイラ図鑑』



ミイラ学プロジェクトとは?

ともかく、私は死んだらミイラを作ってみたい考古学者か、人肉料理を作ってみたい料理人に献体したい。

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「夜が窓からのぞいている。わたしは燃えている星を見る。大熊座が輝き、銀河が流れ、すばる座が内気な光をはなっている。これらの背後にあるものはなにか?」

ロープシン『蒼ざめた馬』

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「彼らは、物を言う住まい、バラ色の形よい乳房で正面をおおわれ、内部には、重々しく黒ずんだ、だが人間の眼をちりばめた家具のある家を、好んでいる」

アンリ・ミショー『幻想旅行記 』



きっとIKEAにある。

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「私は誤っているし、あなたがたもそうです。しかし、すべては仮象なのだから、わたしはうるわしい自分の狂気をより以上に愛します。あなたがたが自分の夢を嘆き悲しんでいるときに、私は自分の夢のなかで幸せであり、善良であり、おだやかなのです」

E. デュジャルダン『妄想と脅迫』

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「野生の先祖返り現象がいたる所で見られるとなれば、人間の精神の中にも蛇やカマキリの特異な性質が現れたって不思議はないんじゃないかな?」

―H.H.エーヴェルス「血を恋う女」
ヴァン・サール選『魔の生命体』



TLにカマキリ先生が流れてまいりましたので、カマキリ嬢のお話を。

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「かくて偉大な記録者『死』が総勘定をして、損益のバランスのとれた元帳を閉じるまで、まあこんなことで行くのだろう…ただ私は望みなき望みを心に持ちつつ、仕事をしていかなければならない。仕事だ!仕事だ!」

ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』


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「扨、天鵞絨に身を埋み
 果てしなき観想の絲をぞ
 辿りたる」

E. A. ポー『大鴉』

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