─イーラの剣、かたちかわったね。なんだかきれい。

─セレナの詩が聞こえた時、ノインが光り輝いてね。

─ふふ、セレナの詩で出来たのかも。

─わたしの?わたしイーラのやくにたった?うれしい♪

─夕暮れ時の光に照らされ、新しい剣は優しい光を放っていた。

<優しい刃>

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※一部閲覧注意

「セレナ、下がってて。俺が」

「…イーラ、まって。きこえる、声が」

「え?」

─耳を澄ませば、確かに聞こえる。

─まるで、誰かを呼ぶような声。その声は、徐々にはっきりと聞こえ。

「…おかあ、さん?」

─イトスの正体。それは。

<川辺のイトス②>

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─今日は何故かいつもより嬉しそうにはしゃいでいた。

─理由を聞いても、ないしょとしか言わない。

─でも、笑顔だった。嬉しいことなんだろう。

─セレナは、笑顔がとても素敵。

「…守るよ。君も、その笑顔も」

─おやすみ、セレナ。

<君想う声>イーラ

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─朝は、さみしかった。おきてもひとりだったから。

─でも今はさみしくない。イーラがいるから。

─ずっとそばにいてくれて。膝枕してくれたり、頭なでてくれたりしてくれる。

─とっても、しあわせ。

─…もう少し、イーラの役にたちたいな。

<貴方のため>セレナ

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─夕暮れ時。

─歩き疲れたのか、セレナは眠っていた。

─俺の膝上で、丸くなるように。

─…動物だけじゃなく、アバターにも気に入られるようだ。

「…ふふ。」

─笑いながら、そっと頭を撫でた。

<好み好まれ>

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─〜♪

─…セレナ?

─鳥さん、歌ってた。だから一緒に歌ってみたの。

─彼女にとって、鳥の鳴き声は歌に聞こえたらしい。

─心地良い"音"の数々が駆け巡る。

─緑輝く、木々の葉を揺らしながら。

<青と緑のアンサンブル>

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─すやすや眠るセレナ。

─彼女もまた、アバターの一人。

─でも、まだ分からないことが沢山だ。

─これから歩んで行けば、分かることだろう。

「…おやすみ、セレナ」

─彼女の頭を撫でると、俺も目を閉じた。

(こういう文章系は部門タグにしよう)

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