煌月「稲葉殿が脇目もふらずに走っていきましたが、何かあったのですか」
火影「好きな人に会いに行ったんですけど…煌月様が気にされるくらいの勢いだったんですね」
煌月「ええ。モモがつられて走っていったので」

23 121

紫京「うわあああああっ!湯殿に変な生き物がああああ!じいいいいいいい!」
煌月「入浴に来た方を驚かせてしまったようですね」

35 196

九条「煌月様、何してんのー?」
煌月「散策中です。九条殿は転倒でもしたんですか?」
九条「ううん、俺は昼寝中。ここ、あったかくて気持ちいーんだよね」
煌月「あまり寝心地の良い場所には思えませんが」
九条「平気だって。試してみたら?」
煌月「…では、少しだけ」

29 163

煌月「この書庫は落ち着きますね」
榊「ええ。あまり人が来ませんから」
煌月「興味深い書物も多いですし」
榊「一生をかけても読み切れないほどです」
煌月「一生…」
榊「ごゆっくりお過ごしください」

29 137

稲葉「選りすぐりの秋の味覚をお持ちしました」
煌月「随分多いですね。これで一人前ですか?」
稲葉「いえ。まだまだありますので、遠慮なく召し上がってください」
煌月「…そうですか」
煌月(滞在中に体型が変わりそうです)

26 153

煌月「というわけで、お邪魔いたします」
春日局「急なお越しですね。事前に文をいただければ歓待の用意が出来たのですが」
煌月「水尾様から、江戸では突然の訪問が喜ばれると聞きましたので」
春日局「それはあの方の思い込みです」

34 181

水尾「煌月。しばらく江戸に行ってこい」
煌月「行くのは構いませんが、どんな用件でしょう」
水尾「まだ顔合わせてねえ奴らがいるだろ?そいつらで遊んでくりゃあいい」
煌月「あまり興味はないのですが…わかりました」

32 158