# 武装警察獣組



「ふざ……けるなッ」
ギンリョウマルが血を流したまま声を荒げた。
「何が…『死に往く覚悟』だ…！
ならば…死ね！貴様らの…望み通り…！
今夜を……生き残る者だけが強者だ…ッ　
死に逝く者に……明日を生きる資格はない！！」

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2019-01-27




「───シズカは奇襲部隊だよ。ギンリョウマル。」

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2019-01-18



クロユリはゆっくりとシズカに近付いた。
シズカは頷く。
「では選別を始めますわ」

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2019-01-18



「俺からいこう」
響いた声に皆の緊張が走る。
群衆を割って前へ進み出たのは、誰あろうクロユリであった。
「これ考えたのはお前か。ヒラにしとくにゃ勿体無えな」
「局長殿。本所はいいのか？」
「ホウロウに任せてきた。俺が偽物でしたじゃ話にならねえからな」

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2019-01-18



「ああ、そういうことか……誰だか知らんがよく考えたな。」
クロユリはこの作戦を承諾。各隊への伝達を指示した。
クロユリ部隊は本所を預かり、一番隊にこの作戦の同行を任せる。

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2019-01-15



聞こえるかクロユリ。
あの日の亡霊が帰ってきたぞ。
大地を震わせ、天に吠え、地獄の底から這ってきた。
そしてお前たちがどれ程変わったか、どうか俺に見せてくれ。
桃源の獣たちが目を覚ます、この獣狩りの一夜の饗宴に。

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2019-01-12



尚この男については部隊員より、
「恐ろしいまでの小物だった」
「絵に描いたような雑魚だった」
「完全なる咬ませ犬」
といった報告が上っている反面、
「異様にしぶとかった」
「切り刻んでも死ななかった」
などの気になる証言もあり、今後注意が必要である。

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2019-01-06



百：要するに貴様ら程度の相手なんざ、俺様の力だけで十分ってこったよ。なにせこいつァあのオトギリ様からの直々のご命令だ。分かるかァ？力がモノ言うこの組織でこの大役！それがいったいどんな意味を持つかってことがよォ！！つまり俺様は大蛇羅会の中でも特別、信用さ

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2019-01-05



今宵、桃源の郷が漸く獣の秩序を取り戻す。
我らは徒党だ。だが救済はしない。てめえの力で今夜を生き残れ。
傷つき倒れたならばそれまでだ。己の弱さを呪って死ね。
お前の力がお前の全てだ。お前の生き様を見せつけろ。
叫べ。
これは、お前のための宴だ。

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2019-01-02