油彩画とは女性とデートして、手を握りあっているアツアツの状態をそのまま描いたようなものだ。(略)しかし日本画は、フレスコもそうだが、女性と別れてから家に帰り、その女性を想い、あこがれる心を描いたようなものだ。思念の世界を描くのだ。 
石本正 「画家のことば 三」

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[オノサト・トシノブのことば]

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油彩画とは女性とデートして、手を握りあっているアツアツの状態をそのまま描いたようなものだ。(略)しかし日本画は、フレスコもそうだが、女性と別れてから家に帰り、その女性を想い、あこがれる心を描いたようなものだ。思念の世界を描くのだ。 
石本正 「画家のことば 三」

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近代日本の画家のなかで、ぼくがとりわけ心ひかれるのは、この夢二の他に、村上華岳、速水御舟、今村紫紅、土田麦僊などだ。これらの画家に共通しているのは、身を切られるような鋭く重い孤独感だ。それゆえにその作品にはえもいえぬ哀愁が漂っている。 
石本正 「画家のことば 六 」

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