『子供の頃、叔母ちゃん家にお遣いに行くと"来ると思ってた"って、木椀に盛った麦飯をくれたんだ。
 忙しいから立ったままでさ、水かけて食うの。これ、毎度の事なのに凄い旨かったんだ。

 偉くなって色々と美食に明け暮れたが、あの時の麦飯より旨かった物は一つもない』

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