「こっくりさん」
おねぇちゃん、何してるの。お腹がすいてるの?生のお肉、食べたらだめだよ。
ねぇ。大丈夫?おねぇちゃん。おねぇちゃん?

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「真夜中に開眼する」

本当を知りたいって言ったくせに。
噓つき。

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困惑様主催の# 百魑語に参加させて戴きました
皆様の素敵な怪談やお化けを見れて楽しいです…!
困惑様、本当にありがとうございます…!

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【跳び跳ねた】
顔に口しかない兎の姿をした化け物。その跳んだ跡は足跡としてはっきりと残る。市販の洗剤で落ちるが、数分~数時間すれば消える
たまに自身の口から液体を吐き出して、勝手に絵を描いたりする
この絵は自然で消えない。街中にある落書きは彼らが描いたものもあるかもしれない

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満月の夜に蝶が現れる。青い蝶。目にも見える模様は不気味である。
その蝶は成人を迎えた女性の指に止まる。

この蝶の止まり木にされれば、

あなたも夜の仲間入り。

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「向こう岸」

かえってしまうのかい?
せっかくここまで一緒に来たのに
ほうら、みて。
ああ、ごめんね。君には向こう岸が見えないのか。
一緒にきてくれる?

今年も無理なんだね。
じゃあまた来年。
君が一人で向こう岸に行かないことを祈っているよ。

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「黒百合」

あぁ、また邪魔が来た

この人?ダメだよ僕の方が君よりもこの人を愛してるんだから。

ねえあの世くらい彼を独り占めしてもいいよね?

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「優しいお兄さん」

ある所にカンカン帽を被ったお兄さんがいました。

こどもたちはみんな彼について行ってしまいます。
だってお友達がいっぱいいて、とっても楽しそう。

おや?今日もまた、こどもが1人…

『おいで、君も仲間に入れてあげるよ。』

帰れなくなるとも知らずに…

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「珍酒」
久しぶりに会ったZ氏は異常に若返っていた。
「海外の薬酒を飲んでいて調子が良いのだ」
と見せてくれた物は大振りな瓶で、中身は濁っている。
「試すかね」
彼がグラスを取りに席を外した間に、私はそれを傾けて…。

あれからZ氏には会っていないが、噂では奇行で入院したそうだ。

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沢女《さわめ》

こんな話を知っている?
貴族の姫が貧しい男と恋仲になって、駆け落ちする約束をした。
でも約束の期日に男は来なかった。
女は悲しみ、川に身を投げ鬼になり果てた。
そうして今も、その男を求めている。

ねぇ・・・貴方も私を捨てるの?

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【8がつ31にち げつようび】

ぼくはもうかえりたくありません
ぼくはもうずっとここにいたいから
あしたからはここがぼくのばしょです
まいにちがたのしい ナっ
終わらない 無ツ




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「生命活動」

毎日何処かで誰かが命を落とす…
理由は一つ…彼らのせいです。
『莉頑律縺ッ縲√♀蜑阪□』
まぁ彼らも生きてますから、しょうがないですね。
『鬟溽黄騾」骼悶?鬆らせ縺?縺ィ諤昴≧縺ェ繧遺?ヲ縺昴l縺ッ謌代??□』
日頃の行いと耳鳴りにはご注意を…

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23.母よりアイを込めて

イヤホン越しで聞こえる母の声。
『早く寝なさいよ』
なんて、うるさいなぁ。

…そういえば、母さん今日は遅くなるって言っていなかったっけ。

愛しい子を愛すがばかりに狂ってしまった優しいあの人。
今日も愛しい我が子たちを自分の傍へと呼んでいる。

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100.近くて遠い人

俺ようになるなよ俺ようになるなよ俺ようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ俺のようになるなよ君のもとに還りたい生きろ

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76「疑心暗鬼」

こんなにあるのに、あなたの本当はなんにも見えない

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75. 蚊摂り線香

豚の頭をしていて、蚊取り線香の骨格を持っている。男自身も体が端から燃えていき、半身が既に燃えてしまっている。

文章/ハジメくん

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33.「叫犬」

命を大切に出来ない人間がいる。

小さな命を奪い、生きている人間がいる。

繋がれ、泣き叫び、苦しみ、死んでもなお、未だ苦しむ命の叫び。

それは数多の金属音と、悲痛の叫びをあげながら、報復しにやってくる。

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