「桜」  石倉宙矢
 
春だなあと うかつに過ごしていたら
一本だけ 桜が咲いた
見慣れたはずの雑木山のてっぺんに
初登頂を誇る誰かの旗みたい
 
「何の為に生きるのか」
と問われたようで ドギマギする

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「桜」  石倉宙矢
 
春だなあと うかつに過ごしていたら
一本だけ 桜が咲いた
見慣れたはずの雑木山のてっぺんに
初登頂を誇る誰かの旗みたい
 
「何の為に生きるのか」
と問われたようで ドギマギする

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