『誰かとトモダチになりたい』
陶器で出来た少女は本で学んだ「トモダチ」という存在を願った
この灰色の世界には彼女に添える紫陽花の花はあるけれど、物を言う存在は一人も一匹も居なかった
彼女は生まれてからずっと独りぼっちで、自分を作った陶器職人の顔さえ知らなかった(続

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