遥かな彼方に夢見ようか
過去は失われた時でありながら心にある
もしも疲れたなら心の傍らにそっといよう
夢を見ている心があるならつつもう
人は誰も空と地上のあいだの囚われの身
哀しみや虚しさがあるように愛や優しさがある
そっと花がひらく
そのときには安らぎがほどかれる

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心の想いはどこかその心を儚む
傍らに静かに穏やかな気持でいよう
そっとつつみこもう
安らぎに帰そう共に
さわやかな風が吹く
その存在にこの存在が魂に共しよう
水が洗い流すように清涼にかえそう
心と心のあいだにある

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果てることない夢
失われた世界
今たしかに現のある人の世界
想いは願う
彼方の遥かにゆくまで


重なりひとつで全てを
みんなの中のみんなを
ひとつの星で慈しむことができる

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帰ってゆく全ては純粋な想いになる
あらゆる存在は現象している
心に命が規定する
現の人の見る夢は世界の調べ
絶え間なくつづいてゆく

1 15

眠れない夜や疲れた心があるなら
静かに語ろう
青色の夢が見えるでしょう
どんな素晴らしいときも過ぎてゆく
生まれ生きるこの世界
みんな全てに限りがある
夢ばかりが終わりない
見えない永遠は誰も知らない
失われた世界は前に後にある
見知らない思い出が蘇ることがあるだろうか

2 24

この旅路は見知らない
果ての見えないどこかへと
人の夢見るを探す夢
草花と草木と水と光
失われた世界は過去
今にある数多
夢から夢を渡り行く先の行方を占う
現の人を自然に愛す心がある
結晶のように

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