# 版画



大山菜々子 個展
「わたしのものではなくなっていくきみへ」
@銀座・柴田悦子画廊

展覧会名と同名の大作。このお顔に釘付けになりました。ふと素に戻った瞬間の飾らない顔に惹かれたのです。いろいろ考えました…。
本画に加えて素描や画集もあり、充実の展示です。
おすすめです!

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イメージの詩学
張巧君・石原七生・中島華映・青木香織・朱華
@外苑前・清アートスペース

移転後の初訪廊。広い空間に5名の作品が優雅でヒリヒリと展示されていました。
青木香織さんの二人の子から安らぎと少しの憂いをいただき、張巧君さんの紙の削り線を纏う身体に目を奪われました。

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酒井かれん展 -cakes-
@小伝馬町・ジネンギャラリー

優しい色の絵具が画面に重なっています。山です。積層する大地の断面をケーキに見立てたそう。作家の想像上の風景なのだけど、瞬間的に山並みと認識した自分にびっくりしました。山小屋や山の写真、里山のお話で盛り上がりました。

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プチ

第44回全国大学版画展
@町田市立国際版画美術館

購入作品
1.形屋梨世/ストロー、シルクスクリーン、東京造形大学
2.秋山遥夏/雨降る夜に、シルクスクリーン、女子美術大学
3.勝木有香/rotation、シルクスクリーン、嵯峨美術大学
4.張旭/無題、メゾチント、創形美術学校

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生熊奈央 銅版画展
@新宿・ACT

生熊さんの進化に感動です!ご本人の突然変異では無く…。作品の白やグレートーン部分が微細なモチーフ群のザワツキをいっそう際立たせています。作家曰く「モチーフが見やすくなった」と。愛犬ミミも登場して充実の個展です。

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中林忠良 銅版画展 ―腐蝕の旅路―
@大崎・O美術館

複雑なモノクロの作品群が、制作年代と当時のテーマ(問題提起)に沿って展示され、時代や社会への眼差しについて考えることができました。
制作哲学「すべて腐らないものはない」のもと腐蝕の拘りと再生の希望を感じました。

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くらやえみ 個展 「凪をさがして」
@六本木・カイカイキキギャラリー

落下する作品の印象のせいかもしれないけど、作品には重力(見えない大きな力)に抗えない私たち市井人の微かな委任関係を感じました。無責任の心地よさのようなもの。畳の間に座って背筋を伸ばしてみました。

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中村萌 個展 Remember you
@京橋・ギャラリー椿

下ぶくれの顔立ち、眠そうな薄目、ムクムクした被り物。どこかの森の住人のようです。のんびりした雰囲気に癒されました。

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金属造形作家 征矢剛 作品展 2019
@銀座・柴田悦子画廊

音楽を象る昆虫の曲線がとても美しいのです。鉄琴、レコードプレーヤー、スピーカーなどが組み込まれた音の虫。画廊にはジャズが流れ、宴が始まっていました。

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木村佳代子 展 「BORDER」
@銀座・GINZA SIX 5F、アールグロリュー ギャラリー・オブ・トーキョー

花の形に深い命のようなものを感じました。作品タイトルのA〜とB〜の間にボーダーがあるとのこと。現実以上にリアルなAと、現実から離れてゆくB。大作チューリップの斑点の美、素敵です。

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冬の図書館展
@目白・ギャラリーFUURO

美術作家による本のオリジナル装丁の本展示。
企画者で参加作家の柄澤齊さんの言葉がカッコよかった!

「本の装丁は読者の権利である」
本の中身に合った意匠があるはず、中身のイメージは読者毎に異なる。

展示作品が凄くいいのです。

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