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「好きな人が身近にいる」。17歳の幼なじみに匂わされた。ガサツな彼女の乙女な台詞に、ヘタレの僕は聞こえないふりをする。「じゃ聞こえるようにしてあげる!」と頭をグイっと倒された。……ごめん、もう聞こえます。「そんなに怖いの? まだ始めてないじゃん」。太ももだけで陥落です、耳掃除前に。
「聞こえなかった」と17歳の幼なじみの彼が呟く。うわ、せっかく勇気を出したのに! 身近にいるよ、好きな人、と囁いた。ガサツな私はもうひけない。座ったまま、太ももをポンポン叩いてみせる。「え、何だよ?」。あんたも勇気奮いなさい。聞こえるようにしてあげるから。やる、やらない? 耳掃除。