【アザミの童話大冒険・第79話】

「大丈夫、私に考えがあるの。ついて来て」

少女はそう言うと楽屋から何かを持ち出し、アザミと共に街へ急ぎました。

街に着くと少女は再びアザミに話します。

「アザミちゃん、きっと私はもう自分の力で生きていけると思うの。お願い、見てて…‼️」

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いつかお前を手放すために、5年前から全力だ。早起きして朝食と弁当をつくり、仕事が終わると飛んで帰る。今は精一杯支えてやる。だから、自分の力で生きていけるようになるんだぞ。「おやすみなさい。仏壇の水は換えといた」。早く寝ろよ、と俺は言う。17歳の一人娘は、遺影の妻にますます似てきた。

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