ひとりきりじゃなかった
この手に握るものがどうやら証拠
弱さをかなぐり捨て
例え化物になろうとも帰ってやる

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探し続けた破片を合わせるように
ひとつになれた
どんなぎざぎざで折れそうなぼくにも
合うひとがいたんだ

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ひとりになっても歩くんだ 誰もいなくなってそれでも
ふるえを忘れないこの命は希望を刻んで進むんだ
口ずさむのは僕らの歌 みんなで描いた青い空
もう合わすことのできない足でも歩けば未来を目指すんだ

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もう気づいてた 僕はここにいなくて
何十年、未来を生きてる
ただ会えてよかったと
それだけを言いに来た

ありがとう ぜんぶ教えてくれた
僕は君と生きてきたんだと

向日葵と
幻と
君にさようなら

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小さな手にもいつからか僕ら追い越してく強さ
熟れた葡萄の下泣いてた日から歩いた
小さな手でも離れても僕らはこの道ゆくんだ
いつかくる日は一番の思い出を仕舞って

季節は移り もう冷たい風が
包まれて眠れ あの春の歌の中で

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高い木に隠した命の終わりも
優しい思い出まで
鳥のように飛ばした

また目を腫らす僕を笑ってほしい
生まれた日さえ僕は知らずに歩く

もう泣かないと誓った日は遠く
生まれた日から僕らはゆく 強さと

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さらさら
さらさら
落ちてく
なにもかも消えてく遠くなる
あなたに言うべき
この気持ちをどんなふうに言えばいい

さよなら
さよなら
さよなら
さよなら
僕にもやっと言えた
さらさら
さらさら
落ちてく
なにもかも消えてく
その前に

6 10

朝には消えたあの歌声をいつまでもいつまでも
僕らが残したあの足跡をどこまでも追ってた
そう終わりは別れとあるものだからすべて置いてゆく
朝には日差しの中 新しい歌、口ずさんでる

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ひとは皆繋がれる
温かな手のひらで
あまのじゃくだったこんな手でも

春が終わる
長い夢と過ぎ去った
夏も秋も
ほんとはみんなと居たかった

ありがとうたくさんの
ありがとう思い出を
これ以上はもうわがままになる

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歩き始めた足がもう前へ出ない
ありがとう言わない そんな強さが欲しい
何も言わずいく術 いつか身につける
ここから歩き出す すべての魂に
神の祝福よあれ God bless you

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涙がこぼれ落ちるのは何のせい 重ねすぎた歳のせい
椅子に揺られて夢を見ていたんだ
あなたが小さな祝福の中で生まれてきた日の木漏れ日を
幸せな日を

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たくさんの思い出がある 他にはなにもいらないぐらい
瞳を閉じればすぐあの海の匂い

また夏が来る 銀色に光る
水面に映すふたりぶんの影

誰よりも遠くにいってもここからまた笑ってくれる?
瞳を閉じればふっとあの日の青空

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『下を向いてるから涙落ちるんだぞ』
懐かし声が聞こえた気がした

そっか真上を向いて歩き続けたら
どれだけ溜まっても零れず済む

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僕は祈るように いつか夢を見た
ふたりを待つ ありふれた朝を

僕は昨日を 君は明日を 目指して歩く
また出会えた日には 頼りない僕を連れて歩いて欲しい

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