ひとりきりじゃなかった
この手に握るものがどうやら証拠
弱さをかなぐり捨て
例え化物になろうとも帰ってやる

2 25

探し続けた破片を合わせるように
ひとつになれた
どんなぎざぎざで折れそうなぼくにも
合うひとがいたんだ

2 9

ひとりになっても歩くんだ 誰もいなくなってそれでも
ふるえを忘れないこの命は希望を刻んで進むんだ
口ずさむのは僕らの歌 みんなで描いた青い空
もう合わすことのできない足でも歩けば未来を目指すんだ

1 10

もう気づいてた 僕はここにいなくて
何十年、未来を生きてる
ただ会えてよかったと
それだけを言いに来た

ありがとう ぜんぶ教えてくれた
僕は君と生きてきたんだと

向日葵と
幻と
君にさようなら

1 9

小さな手にもいつからか僕ら追い越してく強さ
熟れた葡萄の下泣いてた日から歩いた
小さな手でも離れても僕らはこの道ゆくんだ
いつかくる日は一番の思い出を仕舞って

季節は移り もう冷たい風が
包まれて眠れ あの春の歌の中で

17 61

さらさら
さらさら
落ちてく
なにもかも消えてく遠くなる
あなたに言うべき
この気持ちをどんなふうに言えばいい

さよなら
さよなら
さよなら
さよなら
僕にもやっと言えた
さらさら
さらさら
落ちてく
なにもかも消えてく
その前に

6 10

ひとは皆繋がれる
温かな手のひらで
あまのじゃくだったこんな手でも

春が終わる
長い夢と過ぎ去った
夏も秋も
ほんとはみんなと居たかった

ありがとうたくさんの
ありがとう思い出を
これ以上はもうわがままになる

7 30

歩き始めた足がもう前へ出ない
ありがとう言わない そんな強さが欲しい
何も言わずいく術 いつか身につける
ここから歩き出す すべての魂に
神の祝福よあれ God bless you

6 18

涙がこぼれ落ちるのは何のせい 重ねすぎた歳のせい
椅子に揺られて夢を見ていたんだ
あなたが小さな祝福の中で生まれてきた日の木漏れ日を
幸せな日を

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『下を向いてるから涙落ちるんだぞ』
懐かし声が聞こえた気がした

そっか真上を向いて歩き続けたら
どれだけ溜まっても零れず済む

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僕は祈るように いつか夢を見た
ふたりを待つ ありふれた朝を

僕は昨日を 君は明日を 目指して歩く
また出会えた日には 頼りない僕を連れて歩いて欲しい

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