結果的に彼女は一時的な感情で妖と契を交わして「如何なる男を魅了し、惑わせる力」を得ましたが…男たちからの愛はまやかしでしかなく彼女の求める『本当の愛』を得る事は一生叶わなくなってしまったという悲しい結末。
ただ、愛されたかった…それだけなのに。

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昔々、好いた男を取られた女は傷心のあまり床に伏した。女の「愛されたい」と願う強い情念を嗅ぎ付け、夢に現れた白狐の妖に、とある『契約』を持ち掛けられ…誘惑に負けた女は、妖に魂を預け、いつしか夜毎に男を誘惑し魂を喰らう物ノ怪となったという、御話。

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