カノンのはなし ④

『虚ろな営み、でも兄弟が選んだことだ。俺が誘導しているように聞こえたとしても、俺はあくまでも兄弟それ自身。俺に"本当の意味での"拒否権は無かったよ。今も、昔も』

0 3





『一人きりの彼を陰から見ていると、ひとりで話し始めることがあるそうだ。興味があるなら吹奏楽部の部活動が終わるまで待っていると良い。しかし、物音には気を付けて──多少なり音楽に精通している彼は、常人のそれより耳が良い。』

0 5


 

捕食者ごっこに乗り遅れること勿れ。

0 9