幸せの鐘
空を包み込む
花嫁のベールのように
やわらかく


0 4

名残惜しい
空がそう言って
入道雲を作った


0 0

さかなのように
なかよく
ながれながれて


0 2

変わりゆく空は
一瞬だけど
こころにしみる



0 1

あなたと観覧車に乗ったのは
もう夢の中


0 0

お疲れ様と
聞こえた気がした
(place:帰り道の間にある長い階段)



0 3

見つめられたら
戸惑う
わたしは
(place:無垢な瞳が写したす世界)



0 7

8月6日8時15分
祈りのとき
目をつむる
(place:大切な人が眠る側)




0 0

ぴちゃんぴちゃぴちゃん
高くたかく
息をとめないように
(place:山際のさかなのおうち)



0 2

絡まった桜の木は
今の私のようで
立ち止まっていた
顔から花びらを散らしながら
(place:人生を教える桜の先生)



0 2

おそろいになるきせつになりました、
わたしのこころもおそろいになりました
(Place:ぬくもり色の秋の下)



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