まず悪臭、それから血のような染み、
最後には赤い蛆が現れる。

―異常血象ガイドより 【追弔禍征局】

426 3427

現世では困難な婚姻も、ここでなら成立させられる。

―新郎の決意より

773 6165

犬が吠えてる間はまだ大丈夫。
犬の鳴き声が小さくなったら急ぎ、
犬が鳴かなくなったら手遅れだ。

―犬好きの運転手より

780 6231

「対象は勧告を無視して接近。これより…」
「“ショットガンを使った古臭い交渉”に移行する」

―対応手順を順守するエージェントより

556 3751

読経に合わせて注連縄が徐々に締まっていく。
締め上げられているモノに苦しみや痛みは無いようで…
ただ、不思議そうな顔をしていた。

―状況を見守る局員より

966 7059

入ることはできるよ。出るのは無理だけど。

―地下道付近の住人より

751 5198

「…イワレタトオリニ、ヤッタ…」
「じゃあ次は2組のヨシダを頼むわ」

―非常階段での密談より

716 6429

光源がある間は襲ってはこない…はずだ。

―後ずさるエージェントより

816 6929

「ムギ…今日はもうあきらめよう…な?」

―心残りな柴犬とその飼い主より

922 10733

普通のタコなら捌いたことはあるんだが、
潜水服を着たタコは初めてだな…

―ナイフを取り出すエージェントより

1008 7043

いぬがみさまに囲まれたらね、
指をこうして…仲間だよって伝えるんだ。

―勇気ある男児より

724 5078

デッキブラシの心得はあるか?
…無い?なら下がっておれ。

―デッキブラシを構えた店主より

776 6189

笑いかければ笑い返す。
罵倒されれば罵倒し返す。
“それ”の前では穏やかであれ。

―乗船口の注意書きより

1424 10231

ほら、財布ごと渡すから!
そんな物騒なモノは下ろしてくれよ…

―地下道に響きわたる声より

467 3232

「おいおい!何体いるんだよ!」
「廊下の奥にも大量の反応があります!」
「…ショットガンを持って来るべきだったか…」

―通信ログより

368 2372

牙の如く閃く風、爪の如く鋭い嵐
魑魅魍魎を裂き、悪鬼羅刹を断つ

―住職の口癖より

496 3198

鏡は現実を映す。鏡が現実を追い越すことはない。
…と昨日までは思ってたんだがな

―局員の呟きより

617 3481

ここじゃお盆が終わっても霊が帰ることは無いんだ。
だから幽世からお迎えが来るんだよ…デカいヤツがな。

―送り火ランチャー射手より

657 3710

ミスって囲まれちまいまして…増援を…

―通話記録より

944 7809

「奴の頭部内に要救助者がいるらしい」
「うーん、スキャンでは見分けられないですね」
「仕方ない。俺が左腕を奴の口に突っ込むから…」
「私が探せってことですか!?絶対ムリですって!!」

―抵抗するオペレーターとの会話

924 6552