//=time() ?>
今朝も通学電車に彼女がいた。名前も知らない女子高生だ。俺が座ったシートの前に、お年寄りがやってきた。立ち上がりかけて、隣の同級生に制される。「僕が譲るよ。お前も大変なんだから」。悟られぬよう彼女を見る。惹かれていたけどサヨナラだ。難病が見つかった。俺は今日、高校に休学を届け出る。
彼を見るたび胸が高鳴る。毎朝の通学電車。痩せた体をシートに預け、物憂げだ。隣には、同じ制服姿の平凡そうな男子がいる。やっぱり彼は格好いい。そう感じたところで声がした。「どうぞ」。シートの前の老人に、男子が席を譲ってる。座ったままの彼の顔から視線をそらし、男子の背中にきゅんとする。
#夢色棺の日常漫画 番外編
第22話『通学電車の中での告白』
※ 本来のキャラの性格、関係、しゃべり方など一部変更してあります。あくまでドラマのワンシーンとしてお楽しみください。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
京都の美大に通う学生の南山高寿は、通学電車の中で出会った福寿愛美に一目惚れする。
だが、彼女にはまだ彼には言えない秘密があった…
これ結末知ってから最初から読み返すと、数ページで泣けます😭
2度おいしい小説😭
2 岩切
5年くらい乗り続けた通学電車だったし、初めて私の出身地で実装されたでんこだったので推すしかなかった!暑がり大汗かきなところも私と一緒で親近感❣️
高校への通学電車に並んで座る。起こしてね、と私は言って、幼なじみの彼にもたれた。あんた、こんなに肩幅広かったっけ? シャンプーもトニックにしたんだね。「おい起きろ」。彼にそっと小突かれる。駅まではまだだけど、そうするよ。全く不覚だ。あんたに異性を感じてしまい、胸が高鳴り眠れない。
「着いたら起こして」。並んで座った通学電車で、幼なじみが舟をこぐ。小中高と一緒だから、彼女は多分、僕を異性と感じていない。肩にもたれたぬくもりと、二つ開けた胸のボタン。おい起きろ、と彼女を小突く。「え、もう駅?」。……まだだけど、このままじゃ、乗り過ごしたい誘惑に負けそうなんだ。