ひとびとの眠る夜には
草や木は目を覚まして
月と共に踊っているよ
星と月の靴音を聞いて
森の呪文は闇夜に溶ける


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不思議な木は散歩してるよ
真夜中の月に出会うために
星屑を集めて
クッキーのかけらを
探しているよ


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蓮の夢に心をひたして
光の襞に花を隠して
夢惑いの終わりには
蓮の花の香りが漂う

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カサブランカの夢の中で
百合の香りをかいでいた
香る光は手をかざしても
踊り続ける花びらの上で

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真夜中に降る光を
抱いて眠る日々の花は
金剛石の夢を見て
やわらかく明日を思う

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不思議な森はどこにあるの
鳥たちの足跡を空にたどって
たどりつくのは、
小さな夢花
ほころんでは、小さく終わる
はじまりは、鳥たちの歌に

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金の森に暮らす者たち
不思議な星を集めていたら
森の日暮れにやわらかなパン
木々の言葉は静かな呼び鈴
きっと誰かが聞いてくれるよ

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