🐸#田んぼの生きもの調査

田んぼの生きもの(虫)は、害虫、益虫、ただの虫と分けることができますが、大事なことは、それが種によって「決まっているわけではない」ということです。害虫も数が減って悪影響がなくなれば、ただの虫、増えればまた害虫になり得るのです。

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🐸#田んぼの生きもの調査

生きものは、その多くが「食う=食われる」関係にあり、それは微妙なバランスの上に成り立っています。私たち人間は、「害虫はいないほうが良い」と思ってしまいますが、実は益虫にとってみれば「害虫は食糧」ですので、いないと困るのですね。

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🐸#田んぼの生きもの調査

害虫を食べてくれる虫は、作物を作る人間にとっては、役にたつ=益をもたらすという意味で「#益虫」といいます。たとえば、田んぼには意外にもクモ(蜘蛛)がたくさん見られますが、彼らはウンカやヨコバイなどの害虫を食べてくれています。

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🐸#田んぼの生きもの調査

葉や茎、根や実を食べたり、病気を媒介させたりして作物に悪い影響をもたらす虫のことを「#害虫」といいますね。例えばウンカ(浮塵子)は、大陸からジェット気流に乗って飛んできて、イネの茎を吸って枯らしたり、病気を広めてしまいます。

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🐸#田んぼの生きもの調査

大豆は「畑の肉」、たんぱく質が豊富に含まれています。お米からは、炭水化物は十分にとれますが、それだけではタンパク質が足りません。それを助けるのが大豆です。だから、ごはんと豆腐など大豆食品との組合せは理にかなっているのですね。

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🐸#田んぼの生きもの調査

麦収穫後の田んぼに水を張るのは、雑草や連作障害を防ぐためですが、それが結果として生きものを育て、ここに鳥たち(シギ、チドリ、コウノトリ)がやってくるようになりました。ある農家は毎日カメラ持参で田んぼに通うことになったそうです。

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🐸#田んぼの生きもの調査

◆田んぼの生きもの紹介編【イノシシ(猪)】わき目もふらずまっすぐ突き進むことを猪突猛進と言いますね。むかし、神さま主催の十二支レースで一番早く到着したのに、勢い余って通り過ぎてしまい、最後=12番目になったのだとか。

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農家にとっては、稲刈りのあとから出てくる「ひこばえ」を収穫する必要はありませんので、そのままにしておいて特に問題はありません。ところがこれが野生シカにとってはおいしい餌になるため、彼らを里に呼び寄せる一因にもなるそうです。

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稲を手で刈っていた時代は、落ち穂も大切に拾いました。また、それとは別に「貧しい人たちが拾えるようにと農家は落ち穂をあえて残していた地域もあった」(既出「うねゆたかの田んぼの絵本」)とのこと、大地の恵みを分かち合っていたのです。

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月と雁(がん)の組み合わせは浮世絵のモチーフになり、また芒(#ススキ)に月・雁は、花札の絵柄「ぼうず」にもなっています。さて、そのマガンたち、昼は田んぼにいるわけですから、ススキの近くには田んぼが広がっているのかも知れません。

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◆田んぼの生きもの紹介編【#アライグマ(洗熊)】アライグマはいろんな意味で、人間の生活を脅かす問題多い生きものですが、もともとは我々が勝手に連れてきて、無責任に放したことが原因です。同じ過ちを起こさないことが何より大事です。

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◆田んぼの生きもの紹介編【タヌキ(狸)】タヌキが古くから物語や歌に登場したのは、人間とのつきあいが深かったからです。夜行性ですが夕方から早朝まで活動しており、犬の散歩で出会うことがあります。ゴミ置き場を巡回しているのですね。

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田んぼをすすむ時、一人だけがんがん行かないようにしましょう。水が濁ってあとの人が見えなくなってしまうからです。皆が取り終えて、ある程度の時間になったら、田んぼから上がります。白いバットを並べ、生きものを入れて観察しましょう。

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私たち現代人は、靴を履きアスファルトの上ばかりを歩くようなって、その下に「大地」があることを忘れています。「大地」が命を生みだす源であることを忘れています。生きもの調査は、裸足で泥を踏みしめ、それを再確認させてくれるのです。

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私たちは、「イネ植え」とは言わず「田植え」といいます。なぜでしょう。稲作はまず田んぼを耕し水を張らないとできません。つまり農家は、「田を作る」ことから始まります。田が大事。そこに植えるから田植え…だと思うのですが如何でしょう。

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ここで、田んぼクイズです。世界中の隅々を「日本の田」がかけ回っています。一体どういうことでしょう?田中さんという商社マンが活躍している?それも間違いではないですが・・・答えはクルマです。「田」のつくメーカーが3社もあるのです。

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今や田んぼにも出没するサルですが、お米との関係では、さるかに合戦が有名です。サルは、カニが持っていたおむすびが食べたくて、柿の種と交換し、カニをだまします。ごはんはとても貴重だったし、サルはよほど飢えていたのかも知れません。

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昔は曲り家(まがりや)に代表される、馬小屋と母屋といっしょになっている家が各地にありました。馬の様子がいつも見れて、またかまどの暖気が馬小屋に流れるように工夫がされていました。農家がいかに馬を大事にしていたかがわかりますね。

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長野と富山の両県境に白馬(しろうま)岳と呼ばれる山があります。春、雪解けした岩肌の雪が馬に似るので、苗代(なわしろ)の馬=代馬 (しろうま) が元とも言われます。農家はこの馬が現れるのを目安に田んぼ作りを始めたということです。

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山や雲という自然現象の観天望気で有名なのは「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」。笠雲(かさぐも)は富士山のような独立峰によく見られるもので、低気圧や前線が接近し、暖かい湿った空気が入ってくると発生し、天気が崩れるのだそうです。

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