あの秋風が連れてきた夕日に照らされて 夏と神話が終わった

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知性を持っていてもヒトに友好的とは限らない

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天の彼方から飛来せし魔王 瞬く間に瘴気を溢れさせ 魔物を操り ヒトを滅ぼさんとした
広げた翅は常夜を誘い 嵐を奏で その美しさに見惚れた者を悉く殺した
次にいつ羽化するのか どこに現れるのか 何のための殺戮なのか 誰も知らない (200年前の手記 作者不詳)

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