そして、肝心の警察発表による昭和20年1月の劇場興行延長期間に、実際に観劇などを行っていたのは、山田風太郎『戦中派不戦日記』(講談社文庫、1985)と高見順『敗戦日記』(文春文庫、1991)でしか見出せませんでした。
警察発表や新聞記事に反応している人はゼロでした。

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入手しやすい昭和20年の日記では、あとは大佛次郎『終戦日記』、高見順『敗戦日記』があげられますね。
この二人の日記は文章も比較的小説体に近く読みやすいのですが、いかんせん鎌倉在住で空襲とも縁が薄く、戦中の様子を知るという点では特殊なサンプルだと思います。

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本日7月17日は詩人・小説家 小池昌代さんのお誕生日。
主な著作に『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)『コルカタ』(萩原朔太郎賞)『タダト』(川端賞)、『たまもの』(泉鏡花賞)等。
日本文学全集では百人一首の現代語訳に挑んでいただきました。

https://t.co/Oq4mPiyWfz

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1月30日は作家・詩人の高見順の誕生日
作家、詩人の高見順は福井県生れ。作品に小説『故旧忘れ得べき』『いやな感じ』、詩集『樹木派』など。昭和18年から没年まで鎌倉の山ノ内に住みました。

収蔵品展「作家 身のまわり その2」で高見の象牙の象の像や、李朝夏茶碗、表札、ハガキや原稿などを展示中

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【展示ご紹介】
代表作家ゾーンでは自動からくり箱“ムットーニ”を常設展示中。自動人形作家・武藤政彦さんが、高見順の詩「おそろしいものが」をモチーフに制作した作品です。主人公を追いかけていた“おそろしいもの”の正体とは…。FBでも特別公開中!
https://t.co/xfonV999qr

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出店出版社 その5

共和国 下平尾直さん
「愛すべきオッサンが店長を務める書店が志津駅前にある。そしてこのブックフェスに本気で挑むという。そのロックで熱い魂に共鳴して、都内西陬から志津までやってきます。」

おススメの1冊は、
高見順『いやな感じ』

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消えない傷や
後悔しても
後悔し足りないこともある

それでも鮮やかな世界を
見ることは出来る

「そんな日の名言」

傷ついたのは、生きたからである
心に残ったその傷は
たとえば樹の幹の傷のように
一緒に大きくなっていく

(高見順)

  

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