次の竜玉の手がかりを手に入れるため、森を抜けたシュオは山脈を越えるべく、霧に包まれた山間の「かすみ谷」に足を踏み入れる。 

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静か森は広い。森を抜けるため、シュオはさらなる奥地へと歩みを進める。 

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襲い来る謎のホタル火をなんとか退けたシュオ。戦いの中で傷ついた体を癒すため、城を出る前に持たされていた調合薬を服しながら、ひとときの休息をとる。 

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そこは到底誰かが住んでいそうもない雰囲気の寂れた森の中。ふとおかしな気配を感じて反射的に剣を抜いたシュオが観たものは、意志を持ってこちらへ襲い掛かろうとする光の幻影たちの姿だった。 

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シュオは明けない夜を明かす知恵を授かるため、ホームランドのどこかにあると言われる「竜の里」を目指す。唯一の手がかりである、王宮に収められていた角笛は、吹けどもちっとも音が鳴らないのだった。 

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鯨は不思議な歌を歌っていた。
「夜の時代が来ます つらく暗い時代になるでしょう
それでもお行きなさい あなたが夜を照らす太陽になる
あなたはお行きなさい きっと人を照らす太陽になる」

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