『プリンス・オブ・シティ』S.ルメットが幾度となく描いた"警察腐敗告発モノ"の集大成にして最高傑作。本作主演T.ウィリアムズは"『オネアミスの翼』のシロツグ"のモデルなのは有名?これもDVD未発売。何故⁉︎

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「ジェリコー マゼッパ伝説」

浪漫主義とはつまるところここではないどこかへ行くことへの欲求ではないか。画家ジェリコーは馬しか愛さなかった。晩年には狂人たちの肖像を描いた。行ってしまった人たちの顔を。

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「悦楽の闇」
ラウラ・アントネッリの肉体はティツィアーノの絵みたいで、厭世的な貴公子テレンス・スタンプの褪めた眼差し、マストロマンニのふてぶてしさ、そしてアールデコの絢爛豪華なインテリアと、お腹いっぱいな映画。

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『ドニー・ダーコ』
「世界の終わりまであと28日と6時間42分12秒。」彼を待っていた銀のウサギ、腕に書かれた数字。ダークで謎多き展開。けれど観終わった後すぐにまたこの作品を欲していることに気づく。

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『時の支配者』監督R.ラルー 未開の惑星に遭難した少年を救出に向う宇宙船クルー達を阻む苦難の数々。そして"時の支配者"の正体とは。タイムパラドックスを絡めた構成と"BDの大家"メビウスが手掛けたビジュアルが秀逸。#1日1本オススメ映画

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『ジョンとメリー』成り行きで一夜を共にした男女。朝を迎え互いの距離を図る様に交わされる会話、続くモノローグと回想。"『卒業』のベンのその後"を匂わすD.ホフマンの佇まいと、"ショートの女神"M.ファローが絶品。

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『フォーリング・ダウン』日頃の鬱憤を爆発させる男の道行を描く"バイオレンス版『泳ぐ人』" 公開当、単なる"問題作"扱いだったが、男の衝動への共感から、明かされる正体に不安感を抱かせ観客を揺さぶる構成は結構巧みだ。#1日1本オススメ映画

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エンキ・ビラルは映画監督になるための通過点としてバンドデシネを書いている、といっていた。ビラルのイメージは、背景が主人公のようで、人間はまるでそれを際立たせるためのむしろ背景なのだ。


『ティコ・ムーン』

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『ジャッカー』FBI証人保護観察中の親子を襲った組織に雇われた殺し屋2人組と生き残った少年との奇妙な逃走劇。道中、少年と殺し屋達との駆け引きをスリリングに描く『ヒッチャー』脚本のE.レッド監督デビュー作。

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『アトランティス/7つの海底都市』バミューダ海域で海洋調査中の潜水艇が謎の怪獣に襲われ伝説の都市アトランティスに辿り着くが…精巧なミニチュアや緻密なディテールの着ぐるみ怪獣が愉しい"英国海洋冒険特撮映画"の逸品。#1日1本オススメ映画

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『ボビー・フィッシャーを探して』チェスの天才少年と父親、彼等を取り巻く人々との機微を精緻に綴る脚本家:S.ザイリアン監督デビュー作。C.L.ホールの見事な撮影と主演のM.ポメランクの"理知を秘めた瞳"が印象深い。#1日1本オススメ映画

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ヴァンパイアヴァンパイアと思っていたら、違うけどブルームーンを聴きたくなった。僕にとっては、こっちのテンポの方がスタンダードだった。
https://t.co/BHZgO21FW2
『狼男アメリカン』

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『蜘蛛女のキス』同じ刑務所に投獄されたゲイの男と若き活動家。思想もセクシャリティも相反する2人が惹かれ合い、やがて迎える運命の行方。W.ハートとR.ジュリアの演技対決に"蜘蛛女"のS.ブラガが華を添える。#1日1本オススメ映画

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『アフター・ダーク』元ボクサーの男が立ち寄ったバーで知り合った未亡人に惹かれ、その叔父の犯罪計画に加担した事により運命の歯車が狂いだす。J.トンプソンの原作をJ.フォーリーが乾いたタッチで活写した傑作。#1日1本オススメ映画

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『レモ/第1の挑戦』瀕死の重傷を負ったNY市警官が顔と名前を変え巨悪の陰謀に挑む。『007』シリーズで有名なG.ハミルトンの手練が冴える活劇。架空の武術"シナンジュ"の師匠を演じるJ.グレイが値千金の役所。#1日1本オススメ映画

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『キャンディ・マン』鏡の前でその名を5回唱えれば"彼"は現れる…。C.バーカー原作の"哀しき都市伝説"ホラー。監督B.ローズの演出とP.グラスのスコアにより"C.バーカー映像化作品"の中で抜きん出た格調を得た。#1日1本オススメ映画

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深沢一夫原作/高畑勲監督/大塚康夫作画監督「太陽の王子 ホルスの大冒険」 アイヌ伝承を基に、真っ直ぐな心を持つ少年の冒険ファンタジー。幸福も孤独も心の闇も裏切りも描かれ深い!そして溢れる躍動感!素晴らしい 

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L.オリヴィエは『マラソンマン』ではナチス残党を演じ(※D.スミス謹製のハゲヅラ着用)『ブラジルから来た少年』ではナチスハンターと直近で両極の役柄を演じている稀有な役者です。流石"Sir"の称号を持つお方です。#1日1本オススメ映画

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『ネットワーク』熾烈な視聴率競争の果てに崩壊する"報道のモラル"を問う。当時は「些か誇張が過ぎるか」とも思われたが、現状において、この作品が警鐘を鳴らした範疇は軽々越えて最早"別次元"の様相にまた戦慄。1日1本オススメ映画

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アービング・ラッパー監督「黒い牡牛」母亡き少年が愛する牛を助ける為行動する一途さと、闘牛場で勇猛さを見せる牡牛に反骨精神を感じ涙。脚本ダルトン・トランボと後年知り納得。ジャック・カーディフの撮影も素晴らしい!#1日1本オススメ映画

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