なんだおまえ、優しいやつだな!(ためぐち)

この歌はうろ覚えで、「杣」の読み方が一瞬わからなかったんだけど、頭の中にふと「わがたつそまに…」と浮かんだ。意外と記憶の奥底にあるものだ。比叡山のことを指しているとは知らなんだ。

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さすがにそんなには泣かないだろう!(ツッコミ)
「こーんなに! こーんなに泣いたの!」という程度を示すことがアピールポイントになる、という点では、映画の宣伝にある「〇秒に1回泣ける!」とか「100人中〇人が泣いた!」とかと同じような手法なのかもしれない…。

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この人はのちに出家したようだけど、まさかこの一夜限りの恋が忘れられなくて…ということだろうか。貴族社会なんて狭いから、ちょっと調べれば相手を探せそうだけど、女性のほうからだと難しいかな。

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夏の早朝、本当に素敵な情景だ。現代のように、朝から灼熱みたいな気候ではなかったろうし、さわやかで「さあ1日が始まるぞ」という清々しい感じに満ちていたんだろう。
ほととぎすを見たことがないので実感がなかったけど、夏の風物詩か。唱歌「夏は来ぬ」にも出てきたな。

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だいぶ乱れております。
「会えない時間が心に愛を育てる」という歌の歌詞があったけど、それは「いつでも会える」という土台があるからこそのの言い分だなと思う。平安時代は、もしかするとそのまま一生会えないかもしれないわけで…恋愛するのも大変だ。

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この長~い名前が全然おさまらなくて、書き直し。
広々とした海の情景、良いなあ。佐渡島でたらい舟に乗ったけど、平安時代の舟の乗り心地はああいう感じかな。めちゃめちゃ揺れた。

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秋らしくさわやかで素敵だ。
「まろや」を調べると、まろや自体が「葦などで屋根をふいた粗末な家」って出てくる。平安時代も、貧しい庶民は竪穴住居みたいな家に住んでいたそうだけど、この当時の貴族にとっての粗末ってどの程度なんだろう。2DKぐらい?

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調べると、この歌を詠んだ時点では、すでに目を患っていたようでもある。実際に目で見えていた月ではなくて、記憶の中にある月のことだったのかもしれないと思うと、気の毒さがいや増すなあ。藤原道長の「月」とはすごい対比だ。

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こういう、意趣返し系(というのか?)の歌は面白い。言い返して、さらに自分の漢文の素養と歌の才を見せつけるという、高度な嫌がらせ。痛快~。

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来ないなら連絡しろよ! とは言わなかったんだろう、当時の女性は…。
そういう決定をすべて男性に委ねるしかないという点で、恋愛における女性の立場は随分弱かったんだなと思う。ただ、明け方まで起きていても翌日仕事に行くわけじゃないから、その点は羨ましい!

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「月かな」で覚えていたけど、古い写本では「月影」だそうな。

友達が来たけどすぐ帰っちゃった という歌だと知って、
「あ、紫式部にもちゃんと友達いたんだ…」
と、変な話だけど安心した。すごい才女だし、対等に付き合える友達はできにくかったんじゃないかと思って。

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割と情景の生々しい歌だと思うんだけど、道綱は自分の母親がこういう歌を詠んだことについてはどう考えていたんだろう。「身内の性的なことを知るのが嫌」という気持ちは、今よりは薄そうな気もするが…。

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うんうん、そういうの真っ当な感覚だと思うな。一緒に長生きできるものならしたほうが良いよ。
とほほえましい気持ちで読んでいたけど、藤原義孝は21歳で病没と書いてある…それを踏まえて読むととても切ない。

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波って言っても、都にいるわけだから、琵琶湖の波でしょ? すごい荒波をイメージしたわけじゃないでしょ?
と思いきや、九州から東北まで各地をまわった人のようだ。じゃあ本場(?)の荒波のイメージで、かなり激しい心情を詠んだ歌なのかも。

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この手の「都を離れて寂しく隠居してる」系の歌に感じられる、「でも寂しいとか言いつつ自由で静かな暮らしが気に入ってるの☆」という感じ、ほほえましくて好きだ。季節を感じながら暮らしてるという実感があっただろうなー。

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ストレートでわかりやすい歌だ。
薬師丸ひろ子の「Woman(Wの悲劇)」という歌が私は好きなんだけど、
♪時の川を渡る船にオールはない~ 流されてく~♪
という歌詞があるので、感覚的に理解しやすい例えなんだろう。近頃の歌でもこの例えは使われてるのかな?

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平安時代の恋愛には、安心感というものはなかったんだろうか…。通い婚って、「いつ一方的に関係を切り捨てられるかわからない」という不安感がずっと付きまとうようなものだったのかなと、このお題を書いていて思う。

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この歌は、漫画の「エースをねらえ!」に出てきたので覚えている。
テニス部の新年会で百人一首大会をやることになって、留学生?の男の子が「平仮名なら読める」と言って読んだ1枚目が確かこの札だ!
高校生の新年会で百人一首、健全だなー。

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あーまた忍んでら! 平安人は忍ぶのが大好きだなあ…。
この歌、なんだか可愛らしい。良い大人が(しかも男性が)そんなに顔に出しちゃうなんて、声をかけてくるほうの人も微笑ましいだろう。

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これ! この「よく知らない人のことを好き好き言っちゃう」という感覚こそ、現代にない平安感覚だな! 男女の仲が、オールオアナッシングなんだ。
平安貴族に「男女間の友情が…」みたいな話題を持ちかけてみたい。感覚が合わないだろうな。

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