中道裕大『放課後さいころ倶楽部』(全19巻)

アナログゲームを題材にした高校生たちの青春劇。取り上げるゲームに絡めたひとつひとつのエピソードの作り込みは名人芸の域。終盤のキャラクターひとりひとりに対する作者の向き合い方も真摯だなと思いました。

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福地翼『ポンコツちゃん検証中』全10巻

地球に落ちてくる隕石を食い止めるため、日替わりで変わる特殊能力をどう活かすかを検証するラブコメディ。「隕石を食い止める能力は一体どれなのか?」という趣向には、ミステリにおけるフードニット的な面白さがある。

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『海辺のキュー』(全4巻)(背川昇)
先輩からのイジメに悩む女子中学生と彼女の前に現れた謎の生物との奇妙な交流を描く物語。日常が崩壊してからの怒涛の展開で畳みかけてきた終盤と読後感が痛快。4巻通したストーリーがよく練り込まれている。

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