この日々も終わる日が来るのね。ああ、結局あなたに色がつくことは無かった。それを少し、寂しく思ってしまったわ。あの頃に登った大きな木、さようなら。どうかお元気で。

3 20


「駄目よウラネス、あまり外にでないで頂戴…おかあさん、とっても心配したんだから。お父さんとおうちにいなさいっていったでしょう?」
「まま、あのねえ!きらきら、きれいなのよ!わたしのからだで、ゆきが、ぺちゃんこにね!」

1 11