-COLORS研究所格納庫-
エルは1人自分の機体を見ていた

幾度かの戦いを共に駆けてきた『スノーホワイト』

しかし現れた強敵・・・

手も足も出なかった・・・・

「私もアンタも旧式ってことか・・・」

エルはスノーに話し掛けた

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おまけ。

黄塵「うん? あの機体ってまさか。ホーミングピジョン、という事は『落羽(らくう)』の姐さんか!? ヤベェ、見つからないようにしないと……」

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「坊ちゃま、宜しいでしょうか?」
「爺?どうした?」
「お願いしたい事がございます」
「願い?」
「はい。マクシオンの登場以後、EXMの技術の進歩は正に日進月歩、それは攻撃性能についても然り……今のままでは、遠からず小生は"盾"の役目を果たせなくなりましょう」
(続)

0 10



「漸く、仕上がりしましたね」
「製作所が02NPに注力していたのもあり、戦闘には間に合いませんでしたが……」
「“エスポジットθtype-0”、素体をまさか譲られるとは……」

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「では、元気でな」
車を降りた僕達に、窓を開けてクルストさんが声を掛けてくる。

お墓参りを無事終えた後、僕とリィナはそのままデュカスさんの運転する車でくくるびたまで送ってもらった。
「兄さんも」
「今回は、ありがとうございました」
(続)

0 8

-Side:L-
トオル達を見送った後、しばらく揺れるストラーレの尻尾を眺めていると、ばつが悪そうにストラーレがちらりちらりとこちらを窺うような視線を向けてくる。
「……怒ってるわけじゃないよ。ずっと会えずに、寂しい想いをさせてたわたしのせいでもあるんだから」
(続)

0 7


「トオル、これからストラーレに会いに行くの。一緒に行こう?」
玄関での一悶着の後、ルシアさんが用意してくれた昼食を頂いてからソファでボーっとしていた僕に、リィナが声をかけてきた。
「うん、分かった」
断る理由はない。僕はリィナと一緒に、庭の一角にある厩舎に向かった。
(続)

0 11


キャリアーから降り、庭に出る。
そこで先を歩いていたクルストさんが振り向き、
「ルーズランス家へようこそ、トオル。そして……お帰り、リィナ」
笑顔で、そう告げた。

「お邪魔します」
「……ただ、いま」
声を詰まらせながら、リィナも笑顔で答えた。
(続)

0 12


「あ、皆、お帰りなさいッ!」
EXMを置きにくくるびたに戻ると、リィナが駆け寄ってくる。
「ただいま」
「まさか宇宙港から出てさぁ観光、って瞬間にドカーンとは……」
「まぁ、おかげですぐ機体を取りに戻れたし、嬢ちゃんも安全な場所に置けた。結果オーライという奴だ」
(続)

0 11


洞察鳩「他部隊と共同も考えるべきだと思うのですが……優雅さま、森林戦ならば」
優雅象「うむ、私も同じことを考えていた。ギャザーダスト隊の『腐葉土』君だな」
洞察鳩「はい、癖は強いですがあの方の植物と環境の知識、戦い方は頼りになるかと」 
優雅象「私から話を通してみよう」

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くくるびたを降りた僕達は、EXMキャリアー(下船前の会話でそんな気はしていたが、これもクルストさんの私物だった)でルーズランス邸へと向かった。
郊外にあるとのことで、大型の車両でも移動は比較的スムーズだった。
「……リィナって、凄いお嬢様だったんだ」
「どうしたの急に?」
(続)

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「先程の放送は聞いたな?次が目的地だ」
次の寄港地のアナウンスがあってから少しして、クルストさん達がリィナを連れて僕達の部屋にやってきた。
「まさか、またお父さん達のお墓参りが出来るなんて……」
そう呟くリィナの胸中には、どれほどの想いが溢れているのだろうか。
(続)

0 12




アサギ「……光里さん、くくるびたで検診受けた後、保養するなんて言ってて大怪我するなんて……何があったんだろう?」

光里の部屋に保有する酒棚から目的のものを探す

アサギ「えっと……一番上の一番奥……
あった!ズブロッカ、これですね!」

棚から瓶を取り出す

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アステロイド採掘基地跡地
某一室

黒アーサー「・・・・・・」

直人「麻ちゃん?・・・・麻ちゃん?」

黒アーサー「・・・直・・く・・・・・ん?」

直人「どうしたの?」

黒アーサー「・・・・・・あ・・・」

直人「母さんは!・・・・でも今表に出てるのか?・・」

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―地球周辺宙域―
「まさかな~んにも成果無しとは、情けないもんですなぁ」
「首の一つも取れなかったのは言い訳できんな。
しかし奴が生きてるというなら、いずれまた狩る機会は来るさ」
「だといいですけど。まっ、ここはスパッと切り替えて、次の獲物の品定めでもしますかね」 https://t.co/K2ashRwUNT

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「寒い場所で食べるクレープは旨い、君も食べる?」
「あ、うん頂きます。ーー隊長にバレないといいけど」
「私も頂けますかな?気分転換には都合がいいでしょうーー後准将殿には既に把握されてますな」ハッハッハ
「「!?」」

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COLORS研究所

エル「ちょっと!!説明してくれる!!!」

長柄「何だ、唐突に?」

中澤「ん?何?どしたの?」

エル「何で私のクローン体があれなの!!!しっかり大きいんですけど!!!」

中澤・長柄「「あぁ~~」」

エル「ムキ~~!!」

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パンドラ事変の後、僕達とリィナはくくるびたへ来ていた。
「あの結末にモヤモヤしていたお前にゃ、丁度良い気分転換だろ?」とは隊長の言だ。
確かに、アレが一番角が立たない結末だと理解はしている。どうしようもないことなら、楽しいことで上書きするのが一番だろう。
ただ……
(続) https://t.co/fzdMHXFMfC

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イマジナリ・ロスト内、一室

「あ・・・うん・・・いやぁ・・・」

湿っぽい声だけがする

「・・ああっ・・・んんっ!・・・あぁ!!」

何処で手に入れたのか、テラスの写真を見つめる

「ハァハァ・・・お姉さま💗」

夜は過ぎていく・・・・ https://t.co/uqBuCR2EFf

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ーー製作所・格納庫

『ーー05、06、試験終了。整備に入ります』

「新型の銃身テスト、お疲れ様でしたーーどうでしたか?」
「威力・消費共に高いな、対小隊想定故に仕方ないが……単独相手には些か過剰か」
「そこは至急最適化・散弾も追加致しますのでお待ち下さい」(続)

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