Karte:82 Call Sign
筋ジストロフィーのジュン少年がアマチュア無線を通じ、ニュージーランドのトムと友情を育む。直接会わないから話せる反面、嘘が後々重荷になる。現実がバレるのを恐れ、友情を壊してしまう。この綻んだ友情をBJがどんな治療法で修復するのかが読み所。

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Karte:80 Pinoko’s Love Story
ピノコの活躍とおませが可愛い作品
ピノコと仲良しの男の子が手術室に運ばれて来る。助手はピノコ。男の子の両親は不安がる。だがピノコの機転が功を奏す。純粋な気持ちのピノコからのラブレターを開いたBJが四つ葉の🍀を見つめる表情が印象的。

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Karte:78 Emergency Shelter
報酬の取り立てに来て事故に巻き込まれたBJ。地下壕に閉じ込められた人達はBJだけが頼りの時「助けてくれたら一千万だ、五千万だ」「命が助かるなら安いものだ」と口にするが、いざ助かると次々に約束を反故する。打診によるコード発見は素晴らしい

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Karte:75 A Star Is Born
作品発表時の70年代は、美容整形にかなり抵抗があった。BJは強く整形を否定している。スターの整形は、大変なスキャンダルだったのだ。需要の高い現在の事情をBJはどう感じるだろう?杉並井草は、当時先生が住んでいた所からつけた名前である

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Karte:73 Broken Into Little Pieses
最高額の報酬を受け取るエピ。アセチレン・ランプのクレージーな独裁者ぶりが、チャップリン映画の名作とかぶる。国民にとり、迷惑な存在である。ちょうどフィリピン・インドネシア・カンボジアなど、アジアの民主化が叫ばれた時期である。

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Karte:61 The Needle
血管という人体迷路から針を見つけなければ患者が死ぬ。この話は病院という閉鎖空間で、不測の事態に直面した現場の緊張感をスピーディに描く。あっけない解決が、そこに実際の緊急医療の困難さが伝わってくる。天才BJも、時には手も足も出ない事もある。

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Karte:55 Stradivarius
ストラディバリウスはバイオリンの名器。クラッシックファン手塚らしい感動の一編。使い慣れた道具は、芸術家にとって体の一部。BJも手術道具を機内に置いてくるべきでなかったとモロゾフに指摘され、患者を救えなかった後悔とその意味をかみしめる。

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Karte:42 The Coin Locker Baby
親の愛に恵まれずぐれたスケ番少女が、コインロッカーの中で見つけた赤ちゃんの世話をするうちに変わっていく。愛情を注ぐ対象を見つける事で、少女がやさしい素顔を取り戻していく過程を丁寧に描いた。最後赤ちゃんの無事を喜ぶ少女だった。

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Karte:39 A Patlent Who Believes In Herbel Medicines And Detests A Surgery

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Karte:37 Siamese Twins
手塚先生は珍しい症例を医学的な知識を土台に独特の物語に仕上げている。BJが切り離す手術を行ったシャム双子のジャンの2つの脳は相談して行動を決めていた。「ぼくたち、実験動物じゃないよ」と叫ぶ場面は、ショッキング‼︎

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Karte:23 A Kidnapping
誘拐犯が、ピノコの命と引き替えにBJに患者を見捨てろと要求。どう乗り切るかより、犯人の要求をはねつけたのを聞き、怒ったピノコだが、手術失敗で群衆から非難のBJには優しい言葉をかける。ピノコはBJの真意を知り甘えるたったひとりの理解者なのだ。

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