【保科 千尋の記録Ⅱ】

▼にぃには首を吊る前の日、こう言った。
「智恵理はいいよな、最初っから何も期待されてなくてさ」
「いざとなれば『障害者だから』って言い訳も出来るもんな」
「俺にはもう、無理だよ」

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【保科 千尋の記録Ⅰ】

▼にぃにはいつも、智恵理を励ましてくれた。
「智恵理は凄いね。俺は、そういうの思い付かないや……」
「努力の凡才だからね、俺」
「智恵理には『ギフト』があるんだ。きっと、それを見付けてくれる人が居るから。頑張ろ?」

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拙宅「サヴァティエリ・アスター」の2/10以降の姿になります。新規キャラではございません。

「劇団員」「劇作家」で名義を使い分けています。

個別タグは引き続き以前のものを使っていきます。
別人と化した彼女を、今後もよろしく申し上げます。


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