今から92年前の8月19日、ドイツの巨大飛行船「ツェッペリン伯号」が世界周航の途中で日本を親善訪問し、茨城の霞ヶ浦航空隊基地に着陸した日だそうです。

写真はそれを記念した絵ハガキ。
船内には社交室や寝室などがあったそうです!

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また記事にある「ヘイ女史」はアメリカから派遣された新聞記者の1人です。
彼女はLZ127グラーフツェッペンの初の大西洋横断や地中海飛行にも搭乗した新進気鋭の女性記者でした。

彼女の活発な性格や読み応えのある記事は大きな評判を呼び、後に彼女はタバコの広告にも起用されます

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また飛行船の外皮は非常に破れやすいです。例えばLZ127グラーフツェッペリンは世界中を飛行したので外皮の破損は日常茶飯事でした。
しかしLZ127はヒンデンブルクとは違い爆発事故を起こさず運航されています。

硬式飛行船にとって外皮の破損と帯電性は爆発事故に繋がる直接的要素では無かったのです

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LZ127の世界一周は日本の新聞社もスポンサーだったので飛行前から新聞や雑誌で連日報道を行い、日本の各自治体ではLZ127が街上空に到達するとサイレンを鳴らしてこれを民衆に伝えた。

当日は天気も良かったので上空数百mを飛ぶ全長237mのLZ127の姿は高い場所なら遠く離れていても確認出来ただろう

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パズーがタイガーモス号の外で修理を行う描写ですが実際の飛行船でもこうした作業は行われました。

1929年に日本に来航したLZ127グラーフツェッペリンも大西洋横断飛行中に破損した左尾翼の修理を洋上で行なっています。
飛行に支障はない破損でしたが念の為に応急修理を行ったそうで(続

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