そこには ぼくが ひとりで、この足で、立って生きていけるように はからってくれた せんせいがいる。
薬のこと、人とのやりとりのこと。いつも おだやかに 迎えてくれたあのひとが、時折どこを見ているかわからなかった ことだけが ちょっと心配。

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そこには ぼくのことを ぼくいじょうに しんぱいしてくれるひとが いた。
ひもじいおもいを しなくていいように あかるくて あたたかい たてもののなかへ いれてくれた。

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地面に ポツポツ ひろがる 数字。
そのまんなかに 人影を見つけた シャロンは、 思わず 笑い声を あげました。
「エンマ様ぁ、あの子達、今日もやってるよ。すごいねぇ、がんばるねぇ。」


繰り上がりのある かけ算の筆算 を 覚えた日のこと

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