スラム某所、■■■■で利用されていた頃のラロックスは大人しく従順で、常にやわらかい微笑みを浮かべていた。彼はユーザの暴力的行為によって破損しやすいヒューマノイドの中でも、目立つ異常行動のない個体だった。ある日ふと思いついて、男性ユーザ1名を刺殺した点を除いては。

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