「っあ゛、あ゛あ゛あ゛ああああああああ!!!」
貫かれた痛みと焼かれる痛みを同時に味わった轟は悲鳴を上げる。
その様子を気にも留めない様子の彼は彼女たちに告げる。

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「力もないのによく言えたものだな。あぁ、だから失ったのか、守れなかったのか」
よろめく彼に向かって男は告げる。その表情には怒りが満ちていた。
「なんでもかんでも守るなど無理だったのだ!!守るためには何かを捨てなければ!!!だから俺は、」

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