辺りはすっかり暗い。思っていたよりも森の深くまで来てしまったようだ。
「今日は野営かしら」
ユアが縫い直してくれたローブの前をしっかり閉じて、荷物を背負い直す。
「うん。あと、一か所だけ」
ゆらゆらと揺れる青い光を追って、ジアは森の中を進んだ。

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