時が迫り、場内に封印された火の眷族のありかを探す為、ルークは命をかけた最後の手を決意する。
火の巫子に見捨てられたと感じた彼は、陣を書き術を発動させる。だが、運悪く失敗してしまった。

446、命がけの捜索
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王城を守る兵達が、登城する者がいない城の様子に戸惑う。
王族貴族の姿も消えて、代わりに現れたのは白い魔導師たちだった。
顔の無い姿に、おびえる兵達が叫ぶ。
アトラーナに栄光あれと

445、白い魔導師、再び
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侯爵である父親が、自ら迎えに来たことが信じられない。
ルクレシアは無価値だと思っていた自分が、まだ必要とされていることに涙した。

444、父上、お父様、お父さん!帰りたい、帰りたい!
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ルクレシアを逃がすまいと、町の外れの森まで迎えに来ていた侯爵家の使用人たち。
だが、あまりに落ちぶれた生活をしていた彼は、帰るという選択肢が選べなかった。

443、侯爵家の跡取り息子
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地下道を逃げおおせたルクレシアに、アデルは家に帰れと告げた。
足取りの重い彼に付き添うのは小さな少年。
彼は地の四の巫子だと言った。

442、逃げたい、逃げたい、帰りたくない、帰れない
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レスラカーンの母は子との再会を信じ黄泉で待ち続け、ラティの母は精霊との子に精霊王から呪いの言葉を受け、それがラティを苦しめていた
2人の母の苦行が、黄泉でようやく解放される。

441、2人の母の苦行
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黄泉で母との出会いを果たすレスラカーン。
一方ラティの黄泉での修行は、全く進展が無く行き詰まっていた。

440、黄泉の砂は心の鏡https://t.co/unIo2tL3g6
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父の妻殺しに激しく傷つくレスラカーンに、マリナは母に会わせようと手を差し伸べる。
火の巫子は黄泉の管理人、現世との橋渡しの役目を負っていた。

439、現世と黄泉の橋渡し
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マリナがレスラカーンに語る。
それは、彼の母が自分と同じ青の巫子だったこと。
それは、彼にとって容易に父が母を殺したことを伝えていた。

438、宰相家の真実を語る
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レスラカーンが叔父のラグンベルクに挨拶に行く。
リリスが彼の頑張りを伝え、叔父から力強く期待の言葉をもらい意気が上がる。
だがそんなリリスの姿に、アヒルの姿の王子は焦りを感じていた。

437、小さな牽制劇
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その時が近づいたことを察した厨房の仲間は、レスラカーンに王子に戻るように勧める。
彼らは息を潜めて生きてきた盲目の自分に、生きることを教えてくれた仲間となっていた。

436、レスラカーン、厨房を出る
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風の丘のセフィーリアの家には、すでにベスレムとレナントからの兵が助け手として来ている。
共にベスレムから来た王の末弟である公は、兄がリリスを捨てた事に納得していなかった。

435、ラグンベルクの本心
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地下道で夢を見るルクレシアは、精霊の石を大切にする魔導師の夢を見る。
そして指輪で呼び寄せた案内は地の巫子アデルだった。
彼は見てきたように、ルクレシアの生まれた時の事を語って聞かせた。

434、導きの巫子
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ルクレシアは一歩先も見えない暗闇の中で、階段を一段一段降り続けていた。
たった1人、心のささえも無くいきなり放り出され、その先を考えると絶望的な状況だった。

433、奈落のような暗闇の中で
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闇落ち精霊を火の巫子が撃退し、その隙に居を変え籠城を決める王たち。
魔物を相手に、なすすべの無い普通の人間たち、それは王家であっても同じだった。

432、アトラーナ王、籠城
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魔導師たちは、王を別棟に籠城させ守ろうと画策する。
だが、そこに王子の姿の闇落ち精霊が現れ阻止しようとした。
死んだはずのアデルが王の部屋にいることを知り、闇落ち精霊は愕然とする。

431、闇落ち精霊の奇襲
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逃げろと、1人押し込まれた隠し階段。
それはどこに続くのか、暗闇を探りながら一段一段降りて行くルクレシアは、王子の小姓たちを置いていくことが心残りだった。

430、暗闇に続く階段
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宰相の姿のランドレールが、王子と祝杯を上げる。
それは死んだアデルへの杯、上機嫌でルクレシアをはべらせる彼の姿に、王子の身体を乗っ取る闇落ちした精霊は、苦い視線を送った。

429、血の槍
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権威あるはずの王城は、城下での行方不明者の増加と王子の奇行が一致した時期の為に噂になり、登城を控える者が増えて寂しくなっていた。
ルクレシアはその様子に、薄ら寒さを感じる。

428,寂れる王城
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現在427話、仲間を増やすシリアス戦記。
主人公は召使い上がりの魔導師。ぜひ

赤い髪のリリス 戦いの風〜世継ぎの王子なのに赤い髪のせいで捨てられたけど、 魔導師になって仲間増やして巫子になって火の神殿再興します〜 https://t.co/unIo2tL3g6

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