【Novel#5.古宮山景香①】
「フラれたって~遠ざかって~君のいない日々が~♩」

何という歌詞。
西城君に告白した時のことが……。

でも、このミルクティーが、苦い思い出もマイルドにしてくれるよね。

「って、模試の勉強進めないと……!」

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【Novel#4.織原里亜①】
私はモデルをやりながら、
ファッションデザイナーを目指している20歳。

よくカフェでアイデアを練っているの。
って、マネージャーさんから電話だ。

「え!今日事務所での打ち合わせ、13時からですか!?」
(現在13時15分)

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【Novel#3.槻見柊①】
仕事の休憩時間。

俺は公園のベンチに座ってコーヒーを飲むことが多い。誰にも邪魔されない場所。

——のはずだが、ここには愛くるしいモフモフのお客さんがいる。

同席を許可する代わりに、その毛並みを触らせてもらおう。

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【Novel#2.紀野茶弓①】

「美味しいです……!」

雑味のない透き通った味わいと香り。
紅茶は体の芯から癒されます。

私の夢はカフェを作り、お客様に特別な1杯を届けること。

「今は勉強しなきゃですね!」

茶弓と『Café』の物語がここから始まる。

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